結論からいいますと、8年前に作成したロースペックなパソコンでも、CintiqPro16の2K表示（QWHD：2560×1440ドット）ができました！

しかもマルチタッチ操作も問題なく、ペンの追従もスムーズです。

イマドキのパソコンを持ってないから、CintiqPro16をあきらめるか･･･と思っていたあなたに朗報ですね！

古いパソコンのスペックはこれだ！

全く自慢にならないのですが、8年前、2011年1月に作成した自作PCのスペックです。

ストレージ以外は購入時のままの構成です。かなり古いですね･･･

で、このパソコンのWindows評価が以下のとおりです。想像通りグラフィックが弱いです。

さて、このスペックのPCにCintiqPro16を接続できるのでしょうか？！

4K表示するにはパソコンに最低限DisplayPort（ディスプレイポート）が必要！HDMI接続なら2K（2560×1440）が最大解像度です！

CintiqPro16の最大解像度は4K（3840×2160）なのですが、4K出力をするためには、少なくともディスプレイポートが必要です。Thunderbolt接続でも4K表示は可能ですが、古いパソコンにはそんなオシャレなものは付いてないと思うので、ここでは考慮しません＾＾；

さて、私のパソコンのグラボはHD5450ですが、はディスプレイポートが付いていません。なので、この時点で4K表示は無理ということになります。

幸いなことにHDMI端子はついているので、これでCintiqPro16の接続を試みます。

結論からいうと、HDMI接続で2K表示（2560×1440）までは可能でした。単純に接続しただけではフルHD表示（1980×1080）しかできなかったのですが、先人の知恵を借り、HD5450のHDMI接続でも2K表示できるように設定しました。

これはグラボの問題なので、デフォルトで2K表示できるグラボならHDMI接続をするだけで2K表示はいけると思います。

解像度が2560×1440になっていることがわかりますね。メインのディスプレイが1980×1200なので、それよりも大きくなってます。CintiqPro16の識別番号を交換したいのですが、とりあえず置いておきましょう（笑）

例によって、ClipStudioPaintProで動作確認を行ってみました！DVDジャケットサイズの画像（レイヤー数50程度、350dpi）のカラー原稿を開いて各種操作をしてみましたが、モタつきなどはありませんでした。

タッチによる拡大縮小、回転などもスムーズです。もうちょっと微妙な動作になると思っていたのですが、うれしい誤算です。

画面表示自体はグラフィック性能に影響しますが、ペンの滑らかな動作や、拡大縮小などの操作は、CPUの性能に影響します。

ベンチマークを実施してみましたので、お手元のPCの実行結果との比較にご利用ください。このくらいのスペックであれば、HDMI接続の2K表示で、CintiqPro16はさくさく動きます。

見るべき点は、全体の性能を示すMarkと、グラボの性能を示すGDIあたりですね。D2DはDirectDwawなのでゲーム向けの性能です。

いかがでしたでしょうか？結構古いパソコンでも、CintiqPro16は問題なく動作できました。

2K（2560×1440）解像度でも作業には問題ないのですが、やっぱり一度4Kの世界を体験してみたいという気持ちもあり、この記事を書いている最中に「ASUS NVIDIA GeForce GTX1050Ti（PH-GTX1050TI-4G）」を注文してしまいました！（笑）

このグラボには、ディスプレイポートがついているんですよねー。

そうそう、ちょっと前に中古で購入した、「パナソニックレッツノート CF-j10」でもCintiq Pro 16 の動作確認をしたのでした。こちらもHDMI接続でFHD解像度（1920×1080）での快適な動作を確認できました。

参考にどうぞー↓

もうひとつ。Cintiq Pro 16 の購入時にCintiqPro13とどっちにするかを悩んだのですが、その時の検討過程についても記事にしています。↓

参考になれば幸いです。ではでは、また！

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