Cintiq Pro 16 を購入し、古いパソコンでお絵かき環境を整えています。
前回の記事「Cintiq Pro 16 の動作環境は?最低限HDMI接続できるパソコンがあればOKだよ!」の最後で、4K表示を夢見て ASUSのGeForce GTX 1050Ti を購入したと書きましたが、その後、無事 ASUS GeForce GTX 1050Ti を取り付けることができました!
ASUS GeForce GTX 1050Ti とは?
- HDMI 2.0
- ディスプレイポート 1.4
- DVI-I(DVI-D)
の出力ポートを持つ、2016年11月発売の、そこそこ良いグラフィックボードです。
このグラボを選んだ理由は、
- ディスプレイポートが4K出力できる
- 電源不要
- このクラスでは小型
- マザーボードと同じメーカー(ASUS)
- 価格が高すぎない(17400円)
といった、コスパも総合した結果です。
一番は、もちろん4K出力することが目的で購入したのですが、マイクロATXケースでも十分格納できる省スペース設計なのも、決め手のひとつでした。(2スロットだけど、奥行きが短め)
以前使用していたのは HD5450 のグラフィックボードは、
- HDMI
- DVI-I
- D-Sub
の出力ポートであり、普段使いに全く困るものではなかったのですが、4K出力ができないものでした。
それでも、8年間がんばってくれて、ありがとうといいたい。(`・ω・´)
ASUSのマザーボードP7H55-Mに取り付け!ケースはANTECのNSK3480
マイクロATX用のケース、ANTECのNSK3480(380W電源)に取り付けました。
この写真、実は間違いがあるのですが、それが問題を引き起こすのは、また後の話。
このパソコンのマザーボードP7H55-Mは、PCI-Express2.0なので、PCI-Express3.0対応のGTX1050Tiの性能はフルに発揮できないんですが、とりあえず接続はできました。
そして、電源オン。
DVI接続のメインモニタ(1920×1200)EIZOのEV2455は問題なく映りました。
さて、4Kは出力できるのでしょうか・・?
ディスプレイポート経由で Cintiq Pro 16 の4K表示できた!ベンチマークのスコアも少し上がったよ!
というわけで、特に問題なく、あっさり4K表示できてしまいました。(ほっ・・・
接続に使用したのはエレコムのディスプレイポートケーブル「CAC-DPM1215」です。グラボ側は普通のディスプレイポート端子なのですが、ワコムリンク側はミニディスプレイポート端子なので、Cintiq Pro 16 に付属のケーブルではつなげられないので、買い足しました。
ちなみに、これ、ワコムストアでも同じ型番のものが売ってます。安心お墨付きですね(^^
接続した結果、以下のようになりました。
見えますかね?①の解像度が3840×2160になってます。
でかい、でかすぎる・・・。でも、実物サイズはメインモニタ②のほうが大きいんだけども。
で、せっかくなのでベンチマークを取得してみました。
まずはWindows7のエクスペリエンスから。
【グラボがAMD HD5450(交換前)】
↓
【グラボがGTX 1050Ti(交換後)】
見てのとおり、グラフィックスの性能が3.7から7.9に上がりました!ゲーム用グラフィックスも、5.8から7.9に上がっています。
それでは、CristalMark2004の結果も比較してみましょう。
【グラボがAMD HD5450(交換前)】
↓
【グラボがGTX 1050Ti(交換後)】
総合スコアが154464から189865に、35000くらい上がりました!グラフィック部分が確実に強化されたことがわかりますね。
肝心の使い心地は・・・?ちょっと遅い気がする・・・うう・・・
4K表示されたキャンバスの上でグリグリ描いてみたのですが、ちょっと遅い気がします・・・
うーん、やっぱりこのPCのスペックでは4Kはきついのかな・・・
まあ、遅いといっても、気分の問題かもしれません。
タッチ機能による回転、拡大縮小もできますし、(その動作がちょっと遅い気がした)ペンで描く分にはそんなに気にならない程度。
誤操作や、思ったとおりに動かないっていう遅さではなかったので・・・まあ。。。いいか・・・、
・・・
・・・・・・
いや、、やっぱこの遅さはだめじゃね?
サクサク環境で絵、描きたいよね?
俺が求めていたのはモッサリ環境じゃないんだよ!
・・・というわけで、CPUを交換してみることにしました!
(これが悲劇の始まりになろうとは、誰が想像したであろうか。)
今使っているCPUは、Core-i3 540という、Core-iシリーズの一番古い世代のもの。2008年ごろ登場したものです。
しかも、Core-i3の、下からにばんめ。一番遅いのはCore-i3 530 なので、その次に遅いCPUです。
ということは、同じソケットのCPUなら載せ換えできるはずなので、まだまだ性能向上の余地があるということ。
このパソコンのマザーボード、P7H55MのCPUソケットはLGA1156なので、対応するCore-i7 シリーズのCPUを中古で買ってきて、載せ換えてみることにしたいと思います!
まとめ
ここまで使用した金額:
- 液タブ:Cintiq Pro 16 174,000円
- グラフィックボード:ASUS GeForce GTX 1050Ti 17,800円
- ディスプレイポートケーブル:CAC-DPM1215 1,500円
もう、Mobilestudio Pro 買ったほうが安かったんじゃ・・・?
続きます!
↓続き
【PC高速化】グラボとCPUを交換!ワコムCintiqPro16の4Kが快適に動くスペックはこれだ!
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