Cintiq Pro 16 を半年間使用した感想とレビュー!もう手放せないこのフィーリング!

早いもので、Cintiq Pro 16 を手に入れてからもう半年が経ちました。購入直後にレビューはしていたのですが、さらに半年使用した感想をお届けします!

前提

感想の前提として、主に、ゲーム用のイラスト(主に立ち絵)と、ドット絵の作成に使用しています。以前は紙でペン入れまでを行い、スキャンした絵の色塗りだけに利用していましたが、Cintiq Proならではの視差の小ささのおかげで、ラフから書くことが楽になりました。

4K出力できるようにGeForce GTX 1050Ti も購入しましたが、フルHD解像度で書いています(^^;

ペンはCintiq Pro 16 付属のプロペン2と、クラシックペンの2本使い。ラフを書くときは細くて軽いクラシックペンで、ペン入れからは滑らかな書きごこちのプロペン2を使用しています。

感想1:マルチタッチが、最高すぎる!もう戻れない。

誤作動が多いので切っているという声もときどき聞きますが、購入前、購入後に感じた使いやすさは、半年たってもかわらず、使いやすいです!

紙で絵を描くときって、紙を回したり、人がちょっと向きを変えたり、その都度書きやすいように紙とペンの位置関係を変えるんですよね。ラフや下書きをしているときは紙の向きがそれほど気にならないのですが、ペン入れの際は、描きやすい向きに回したいので、タッチで回転できるのはとても便利です。

そして、色塗りの際は回転ではなく、拡大縮小を頻繁に行います。ツール(ショートカット)で拡大すると、狙った箇所の拡大を行うのに、「拡大」⇒「移動」⇒「拡大率の調整」といった微調整が必要で、若干面倒だったのですが、タッチ機能の場合は狙った箇所がスムーズに拡大できるので、超ラクです。

普段からスマホを使うようになったこともあり、タッチに対して適用しちゃったんでしょうね。むしろタッチできない以前の環境にはストレスで戻れないかもしれません。

感想2:プロペン2、すげぇ!こりゃもうプロペンスリム買うしかないんじゃね?

心の声を素直に表現してみました(笑)が、正直、8192段階の表現力をなめてました。購入直後に、「あれっ、なんか書いてて気持ちよいな」と思ったのですが、「でも、クラシックペンのほうが持ちやすいから・・・」という理由でしばらく封印していたんですよね。

クラシックぺンも視差なく、期待通りの逸品なのですが、あるときペン入れプロペン2を使ってみたところ、ペンのインクの乗りが全然違うんです。ソフトすぎるタッチにも、期待通りの結果が付いてくるんです!(伝わります?)

絵描きソフトのクリスタ(クリップスタジオペイントPRO)は若干重いので、少しでも軽くするために、手ブレ補正レベルを低く、アンチエイリアスなしで使用しているのですが、古いノートPCでも、十分に気持ちよくペン入れができました。

まだ購入に至っていないのですが、プロペンスリムも購入予定です。ひょっとして完成型じゃないかと思ってます。

感想3:色は良くない・・・。ちゃんとしたディスプレイは必須

と、ここからはNG項目です。

色が良くないのは保護フィルムを貼った時点でわかっていたことなのでいまさら文句は言いませんが、実際問題、色を決める場合はメインのディスプレイを見る必要があります。種類ごとにレイヤーを分けておくことで、色が気になった場合の修正をしやすくはしています。

色は目をつぶります。

感想4:Cintiq Pro 16 の排熱ファンの音がうるさい。集中していると気にはならない・・・

ノートPCの前において作業していると、「コー」というファンの音が聞こえてきます。ノートPCのファンの音かな?と思っていたら、ノートPCの倍くらいの音でした。

画面と顔が近いので、結構うるさいです。Cintiq Pro の電源を落とすと、ノートPCのファンの音が小さく聞こえます^^;

まあ、イヤホンなりを装着し、音楽を聴きながら作業することが多いのであまり気にはなりませんがw

感想5:片手でCintiqPro16を持つと、壊れるんじゃないかと心配になる

いや、壊れませんけど(笑)片手で持つとちょっとミシッといったりするので移動するときは両手で、若干慎重に取り扱っています。

固定して使っていればいいんでしょうが、床に座って書きたいときが多いので、どうしても机とテーブルの往復が多く発生してしまうんですよね。

なので、配線なんかの移動も結構面倒だなーと思ったりします。家の中の、2メートルくらいの移動でこう思ってしまうので、そのうち携帯みたく2台持ちするかもしれません。しませんけどw

まとめ:2018年、高かったけど買ってよかったモノでした。

半年使用してみて、一番大きかったのは「絵を描こう」というテンションを高めてくれたことです。

ちゃんとしたイラストを気合入れて描くのは敷居が高いのですが、ちょっとしたイラストを描いてみようか、というときは全てデジタルで完結するので敷居がグッと下がりますね。

視差が小さいのがすごく地味に良くて、以前購入した「Vivotab Note8」で久しぶりに絵を描いてみたら、あまりの違いにびっくりw 以前は良くかけてたなーと思いました。唯一、外に持ち運びたいときだけ、iPadいいなーと思ったりもしますが、そもそも外に持ち運びたいときがほとんどなかったw

それでは、また!みんなもデジタルで楽しく絵を描きましょう!そしてゲーム作りましょうw

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